[コンセプト]
手児奈の物語を読んだ時、あまりにも彼女がかわいそうだと思いました。
近づいてくる男たちは、自分の都合のことばかり考えているし、真に彼女のことを必要としてはいない気がしたからです。
もっとえげつなく、「権力」とか「家系」を維持するための「道具」としか見ていない人も大勢いたでしょう。
そんな中で、当の本人が自死を選ぶことになってしまうのは、あまりにも遣る瀬無い話です…
ひとりで「生きていく」という道もありそうですが、当時の時代背景からしたら、そういう道を選ぶ余地は、今よりも全くなかった気もします。
さて。そんな彼女を不憫に思った水の神様(龍)は、彼女を保護することにしました。
そして、数百年の時を経た、21世紀。
真間の桜が咲き乱れるある年の春、手児奈さんは蘇るのでした。
今度はいい恋ができることを願っています…
[作品をご覧いただける店舗]
56【ラクーンクリーニング】
千葉県市川市真間2-8-8
「地元に愛され20年。一生懸命仕上げます。」
[アーティスト名]Aro
[プロフィール]
日本大学芸術学部映画学科を卒業後、デザイン事務所に2年ほど務め、
フリーのイラストレーターに。
4コマ漫画や幼稚園行事のDVDパッケージ、商工団体のポスターイラストなどを描いています。
2018・19年に個展を開催。
世の中への風刺や、風俗の記録を作品の基礎としています。
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